犬が人間に伝えたいこと。

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犬のしぐさって不思議ですね。

首を傾げたり・・・

おなかを見せたり・・・

背中をこすりつけたり・・・

そんな一つ一つのしぐさには犬が人間に

何かを伝えたいというメッセージが隠されているようです。

それではネットで話題の記事を紹介します。
 
 
 
わたしが最初に飼った犬のマーシーはボーダーコリーの雑種だった。

その体でかなりのことを伝えることができ、

とりわけ、ドッグパークでは1度に何十匹もの

犬とコミュニケーションを取っていた。

わたしは彼らが一体何を言っているのかに興味を持ち始めた。

彼らの仕草には、明らかに意味がある。

ときには、人間なら気が付かないような他の犬の動きを受けて、

マーシーが急に行動を変えることもあった。

マーシーが前足側を下に伏せて

お尻を上に突き出すようなポーズをすることもあれば、

警戒して体をこわばらせることもあった。

視線をそらすこともあった。

それはあたかも、マーシーを興味深く見つめている雄犬に対し、

「わたしの存在は忘れて」と言わんばかりの行動だった。

すると、雄犬はたいていそうしていた。

犬は人間の言葉を読み取っているように感じることがあるが、

人間は、犬の言葉を読み取るのに苦労している。

犬は何万年にもわたって人間の親友であり続けているが、

犬が人間の心を読み取るのは、人間が犬の心を読み取るよりずっと上手だ。

人間は犬が人間の言葉を話さないため、

たいしたことは何も言っていないと考えがちだが、

音声にとらわれすぎているのは人間の方だ。

自分の言うことを理解してもらおうと、

ゆっくりと大きな声で質問を繰り返している観光客をよく見かける。

うれしそうに走っていこうとする犬に、

怒って「こっちだ」と叫んでいる飼い主もよく見かける。

犬たちはいつも、人間に自分たちの言うことを聞いて欲しいと思っている。

ただし、聞くときに「耳」だけを使うのではない。

犬の言葉は主に視覚的で、体で表現される。

彼らは視線の方向、しっぽの傾き、間に保つ距離のほか、

一連の動きを使って話す。

犬の言葉は人間の言葉と同じくらい豊かだ。

なぜなら、われわれはともに社会性のある、協力的な種(しゅ)だからだ。

われわれの親友である犬の表現方法を知らないことは、

犬と人間との相互理解を制限するだけではない。

それは人間にとっても、犬にとっても危険だ。

米国では毎年ざっと450万人が犬にかまれており、

最も多いのは4歳以下で、顔ないし首をかまれるケースが多い。

犬は通常、警告を発するのにかなり長けている。

つまり、それを上手に読み取るのは人間の仕事というわけだ。

それは犬の利益にもなる。

なぜなら、「行動上の問題」

(犬の表現を読み違えた結果である場合が多い)は、

飼い主が犬を手放したり、

安楽死させたりせざるを得なくなる主な理由の1つだからだ。

では、一体犬は人間に何を伝えようとしているのだろう。

まずは耳、しっぽと体に注目してみる。

リラックスした犬の基本姿勢には、

耳が立ち、しっぽが下がっているという特徴が含まれる。

警戒している姿勢(一時的である場合が多い)には、

しっぽが真っすぐに立ち、耳が前を向き、

全体的に高い姿勢を保っているという特徴がある。

怖がっている、ないし心配になっている犬はしっぽを巻き、

体をより低くして口角を引っ張っている。

もし、首の後ろ側に沿う毛が立ち、鼻にしわが寄っているのであれば、

その犬はもっと圧迫されたら、噛むかもしれないと言っている。

これと同様に、しっぽがこわばってゆっくりと揺れており

(しっぽを振ることの全てが喜びを表すのではない)、

耳が前向きで、体勢もそうなっている場合、

犬はすぐに攻撃するぞと伝えている可能性がある。

犬が急に立ち止まり、瞳孔が開いて、何かを強く見つめている場合は、

自らに「気をつけろ」と促しているのだ。

かむ前にうなる犬もいれば、うならない犬もいる。

犬のボディーランゲージは音声よりものを言うのだ。

しっぽが切られていたり、耳を失ったりした犬の

言葉の流ちょうさが幾分失われるのはこのためだ。

そして、プードルの「トップノット」などの一部のグルーミングの型が、

トラブルになり得る理由でもある。

体勢が高くなっていると他の犬に誤解されるときがあるからだ。

犬はさまざまな仕草ですまないという感情を示す。

犬たちには飼い主をなだめるのにたくさんの仕草がある。

ノルウェーのある犬の調教師によれば、

犬には約30の「なだめるシグナル」、

つまりトラブルをかわす行動がある。

非常に微妙で、仕草が速いので時には見逃してしまうが、

舌を出し入れしたり、頭を振ったり、遠くを見詰めたり、

急に地面をかいだり、吠えたり、身震いしたりする。

我々霊長類があふれる親愛の情を示す自然なふるまいは、

犬にとっては脅威に感じられる。

我々がなかなか抑えられないのがハグしたいという気持ちだが、

犬の首に手を回すのは脅迫行為になる。

犬はそれを我慢するかもしれないが、不快に感じる。

見知らない人が腰を曲げて近づいたり、

頭をなでようと手を伸ばしたりした時や、

子供が首をつかんだり、見詰めたりすると、

多くの犬はなだめ行動を連発するだろう。

そうした行動が無視されると自衛せざるを得ないと思う。

小さな子供は往々にして顔をかまれることになる。

犬が間違ったことをしたと思っている様子といわれるものは、

実際には飼い主が怒ることを察知した恐れや怒りだろう。

盗み食いをしたり、じゅうたんに粗相をしたりすることは、

我々とは価値観が全く違う生き物にとっては不道徳でも何でもない。

こそこそしたり、頭を垂れたりするのは謝っているのではない。

緊張のサインであり、怒るのをやめてほしいという仕草なのだ。

犬たちには好きな人を迎える特別な仕草がある。

私の飼い犬はしっぽをヘリコプターのように回す。

犬が喜びを示すサインは、我々にとってははっきりと簡単に分かる。

ロッキングホースのように走ったり、二本足で立ち上がったり、

そしてほほ笑んだりする。そう、犬も笑う。

そこには犬語の翻訳は要らない。
 
(筆者のメリッサ・ホルブルック・ピアソン氏は作家。
近著は「The Secret History of Kindness: Learning from How Dogs Learn」)

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犬語がわかればどんなに楽しいだろう。

この記事を読んで、

自分の愛犬を愛おしく感じました。

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